一筆箋 「ルレット」2013年07月20日

一筆箋「ルレット」横向き

点字用紙のポチポチのない真っ白の部分に、裏からルレットで模様を入れ、表側が凸になるようにしました。横型の一筆箋です。
ルレットで模様を入れるとどうなるだろう…と、余った点字用紙を利用して試しに作ってみたもので、模様も適当に描いてみました。

ルレットは、洋服などを作る時、布に縫い代の線を入れるのに使います。下の写真は、よくある普通のルレットです。

ルレット全体

ルレット拡大

上の写真は歯車を拡大したものです。一般的なルレットはこのサイズで、歯の山から山までが約2ミリです。

点字というのは、目の見えない人にとっての文字ですが、図やグラフ、イラストなどは点字では伝わりません。そこで、点訳者さんたちがいろいろな工夫をして「触ってわかる」図を作るのですが、これを「触図」といいます。
触図で一般的に使われるのが、この布用のルレットです。点字用の厚手の紙に裏からルレットで図を描いて、表の面が凸になるようにします。棒グラフやチャート図、細かくない曲線などを作るのに適しています。
ルレットは布用なので、紙に描くと、まるでミシン目のように見えます。下は、ミシン目を拡大したものです。

一筆箋「ルレット」横向き 拡大

まるで刺し子をしたような規則的な点々に見えます。このくらいの緩やかな曲線ならルレットでも描けますが、これより小さい模様になると、このルレットで描くのは難しい作業です。

ついでに小さい円形のコースターにも、ルレットで円を描いてみました。

コースター(小)ルレット

コースター(小)ルレット拡大

なんとなく、レース編みに刺繍を入れたように見えます。
ルレットというツールはいつも使っていたのですが、今まで、これを封筒などに利用することに、ちっとも結びつきませんでした。
今回、ふと思いついて早速作ってみたのですが、なかなか面白いことに利用できそうです。ルレットの歯車の幅も様々なものがあるので、いろいろなルレットで試してみたいです。
が、ルレットは、点字用紙のポチポチ模様がない白いところを使うほうが映えるのですが、それでも「点字用紙リサイクル」という名目でいけますよね…。